関西学習会(2012年12月2日) 報告

2012年12月2日、大阪府立大学中ノ島サテライト(大阪市北区中ノ島)にて、「実現する会」発足後では初の関西学習会が行われました。
たっぷりと議論をする時間を取るため、骨子案は事前に読んでから参加をしていただくという形式でしたが、定員いっぱいの70名が参加。
一つ一つの論点に結論を出すということはせず、新法についての疑問や意見等をそれぞれ出し合い、共有するというやり方で、以下のような事について意見が交わされました。

・学習権オンブズパーソンの具体的なイメージについて
・ホームエデュケーションが認められる点は良いが、行政介入の可能性への不安や対策について
・学校に通えない、通わない子どもや家族の意識について(行くべきとされている学校に通えていないという負い目を取り除けるか、家にいても「学習」しなければならないとのプレッシャーになり、休息がしにくくならないか)
・評価のありかたについて(評価のしかた、評価をするべきか否か)
・経済的に困難な状況にある家庭が増えており、その子どもの学ぶ権利をどう保障するのか
・学校復帰前提だった不登校対策も変わる事になり、学校や教員もより良い支援ができるようになるのではないか。
・制度化によって、学校外での学びが推進される面(貧困家庭や地方等)と、後退しかねない(内容の自由度等)について
・これまで学校中心だった「教育」「学び」の概念をいかに解体していけるかが肝要

いただいた意見は、今後の検討に活かしていきたいと思います。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

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