第6回多様な学び実践研究フォーラムin九州 報告

2019年3月16日(土)から3月17日(日)の2日間にわたって、福岡県福岡市の「福岡市民福祉プラザ ふくふくプラザ」にて、「多様な学び実践研究フォーラムin九州」を開催しました。

一日目の基調講演では、汐見稔幸氏が、21世紀の社会に必要とされる学力と多様な学びの必要性について講演をしました。
また、続くシンポジウムでは、「普通教育機会確保法」の見直しについて、同法律の施行状況の検証や条文の解釈並びに今後の方向性等を具体的なトピックにしながら、話し合いました。

【プログラム】
3月15日(土)
13:40〜15:10
基調講演「多様な学びをひらく〜AI時代に学びをどう考えるか〜」
講師:汐見稔幸さん

15:20〜16:50
シンポジウム「普通教育機会確保法」見直しまで1年〜今、必要な視点~
パネリスト 奥地圭子さん フリースクール全国ネットワーク代表理事
喜多明人さん 早稲田大学教授 子どもの権利条約ネットワーク
吉田敦彦さん 大阪府立大学 京田辺シュタイナー学校
齋藤眞人さん 立花高等学校 校長 当フォーラム大会委員長
コーディネーター 中村国生さん 多様な学び保障法を実現する会 事務局長

二日目は午前から午後にかけてテーマ別の分科会を設け、多様な学びの実践や制度保証など、様々なテーマで話し合いました。
3月16日(日)
分科会1〜5(午前10:00〜12:00)
分科会1ニュージーランドとオランダの教育とオルタナティブスクール
分科会2フリースクールの実践〜子ども中心の学び・ミーティング・活動づくり〜
分科会3出席扱いって何?〜学校連携・公民連携・地域連携を考える〜
分科会4どのようにして多様な学び場を法的に位置づけるのか?
分科会5学校・教育の役割を考える〜これからのクリエイティブな時代に求められるもの〜

分科会6〜10(午後12:45〜14:45)
分科会6国境を越えて共に学ぶ・つながる〜東アジアにおける多様な学び〜
分科会7大学生だからできるサポートとは〜専門性と素人性〜
分科会8スクールソーシャルワーカーって何?〜家族・学校・地域をつなげるキーマンの役割とは〜
分科会9多様な学びの評価〜自己評価・相互評価で質を高める〜
分科会10公立学校における多様な学び〜一人の子も見捨てない『学びあい』の取り組み〜

全体会「九州の多様な学びの未来をみんなで考える」(午後15:00〜16:30)

フォーラム当日には2日間で355名が参加し、盛況のうちにイベントを終えました。
「多様な学び」に関心を寄せる方が増え、教育を自らの手で作っていこうという機運が高まっていることを感じました。

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