たよまなカフェinシューレ大(12/8)報告

多様な学び、多様な教育機会確保法について語り合う「たよまなカフェ」
3回目はシューレ大学での開催でした。

参加者の方が寄せてくれた報告を以下に掲載いたします。

現在徐々に様々な人々からの注目を集めつつある「多様な教育機会確保法(案)」のことや「学び」とはどのようなことなのかをじっくりと語り合う「たよまなカフェ」が12月8日(火)の夜に開かれました。
今回は、シューレ大学を会場とし、シューレ大学の学生が運営する形で開かれました。参加者は、シューレ大学学生はもちろん、不登校の子をもつ親の方、フリースクールのスタッフ、大学の講師の方、教育について学んでいる学生の方、新たにフリースクールを作ろうと活動されている方など、多様な立場の方々でした。参加人数もシューレ大の学生を含め約20人と多く、この話題への関心の高さが伺えます。
会のはじめには、シューレ大学OGである山本菜々子さんによる自身の不登校体験をもとにつくったラップ『1991年の声』が披露されました。軽快な音楽でありながら、切実さを感じさせるその内容に、参加者一同、聞き入りました。
その後、簡単な自己紹介を経て、法案のあらまし、経緯の報告があり、意見交換の時間を持ちました。法案に寄せる期待や様々な思い、時には不安なども含め、率直な議論が交わされました。
特に法案にある「個別学計画」について関心が高かったように思います。「個別学習計画が実際の運用の段階で、強要されてしまうのでは」「行政とのやりとりが負担では」といった不安の声もありました。一方で「むしろ個別学習計画の悪用を防ぐため、不登校の子と親を支援するシステムを整えるよう働きかけていこう」「そのためにも法案中でどこは大事にしなければいけないかを考えたい」「学校に行かないだけで異常とされているが故にみんな傷ついている。その状況をまずは変えるためにこそこの法案が大事」「自分が社会の中に位置づいていると思えることが大切」といった意見も出されました。
切実な思いの篭った意見が交わされたゆったりしつつも、活気のある時間でした。

報告、どうもありがとうございました。
次回のたよまなカフェは2016年1月開催予定、詳しい日程、会場は現在調整中です。

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