【たよまなカフェ】ご報告(2016年1月17,19日)

2016年1月17日には仙台の「NPO法人アスイク」、19日には渋谷の「東京インターハイスクール」を会場にお借りし、たよまなカフェを開催しました。
仙台ではフリースクールのスタッフ等を中心に9名、渋谷では学生、研究者、保護者など様々な立場で6名が参加。小規模の集まりでしたが、その分ひとりひとりの思いをしっかりと出せるカフェとなりました。

どちらのカフェでも共通でお話ししたのは、法案検討に関する現状について。
※12月22日に議員連盟の合同総会が開かれたこと、そこで立法チームの座長が交代した事、今年の国会での成立を目指して現在検討中であることなど)

仙台のカフェでは
・「公の支配」という言葉に抵抗を持つ人も多いが、行政に市民から提案をして一緒にやっていく、そういうやり方も「公の支配」といえるなら、それは歓迎すべきことだと思う。
・子どもの権利を守るため、子どもたちのおかれる状況を良くするための仕組みなんだという事がわかった。
・法律ができたら、それを実際に動かすのは私たち(フリースクールや不登校の親の会)だと思う、行政に任せるのではなく主体的にやっていきたい。
・法律ができて、フリースクール等の存在をもっと多くの人に知ってもらえるようになること、それを一番期待している。
・子どもが元気になって、フリースクール等に行こうとすると「その元気があるなら学校に行け」という声が未だにあるのがつらい。
・学校にとってフリースクールは「子どもを奪っていく」存在と思われているのかと感じることもある。
・フリースクール等を支援することと学校を安心できる場にすることは対立する概念ではなく、どちらも必要なことだと求めていけばいいのだと思う。
と、いうような意見が出されました。

渋谷のカフェでは
・参加者それぞれの自己紹介
・東京インターハイスクールのこれまでの活動
・不登校の親の会のこと、父親の関わり。
・これまで不登校に関わってこなかった人たちや、企業の人にどう理解を広げていくのか。
・そもそも、この法律はどのような目的でつくられようとしているのか。
・学校に行かないでやることも認められるのは「ズルい」という人もいる。

と、言うようなテーマについて、それぞれじっくりと話し合い、法案のことも話しつつ、不登校そのものや子どもたちの置かれた状況について話す時間となりました。

会場を提供していただいたアスイク様、東京インターハイスクール様、そしてご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました。
次回開催は現在調整中ですが、毎月一回、このような場を持っていければと考えています。

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